「選択の種」DPCコーティング支援ソフト

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導入病院の声「長野赤十字病院」

選択の種のチェック機能には次のような3点があり、それぞれコーディングを適正化する効果が得られます。

導入病院の概要

長野赤十字病院は700床の地方病院であり、うち655床が7対1看護体制の一般病床、45床が精神科病床となっています。
同一医療圏内に400床規模が3施設、300床病院が1施設、200床規模が1施設あり、これら全ての病院が急性期病院ということもあり、後方支援病院となる医療機関は不足している外部環境下にある病院です。
当院は地域医療支援病院に指定され、救命救急センターをもつ地域の基幹病院としての役割を担っています。
そのため、他の病院での治療が困難である患者が多く紹介されてくる傾向があります。

導入の流れ

選択の種を導入するに当たり、はじめに全医師に対し案内を流し周知を図りました。
案内の内容には①レセプト1件ごとにチェックの用紙が添付されること、②副傷病のチェック、最も医療資源を投入した病名の変更の可否は厚生労働省が求める正確なデータの作成にとって非常に重要であり、病院の収益にも影響があること、を記載したものです。
また、当院の性質上、定期的に医師の異動があるので、毎月のレセプトを医師に依頼する際の表紙に、上記内容を記載するように今後改める予定です。

運用について

当院ではD,E,Fファイルを毎日作成し、退院患者にチェックをかけて医師に確認し、月初めのレセプト点検時には入院中の患者についてチェックをかけて医師に確認する、という運用をしています。
運用に関連する部署は医事部門と病歴部門、医師業務支援部門(医師事務作業補助者)です。
請求書発行までの間は医事部門から選択の種から印刷される用紙を医師業務支援部門に託し、医師に確認して医事部門に用紙が戻ってくる運用となっています。
退院後は病歴部門がサマリー内容確認と併せて、治療内容と最も医療資源を投入した病名が一致しているかをチェックする運用となっています。
追加請求、返金も発生しますが、適宜対応しています。

ソフトの効果について

平成24年10月を例にとると、入院中患者は約600名おり、そのうち副傷病名が10件、最も医療資源を投入した病名の変更は3件、DPCコードが変更になりました。
月末時点で既に退院している患者は約1200名おり、副傷病名の8件についてDPCコードが変更となりました。
月の途中で退院している患者へのリアルタイムのチェックによるDPCコード変更については、選択の種が影響しているか判断がつかないため上記の値にはカウントできていません。
これらのチェックされた症例を追跡すると、結果として収入増となったのが17件、収入減となったのが4件あり差引を合計すると289万円の収入増となりました。

人事異動の知識補填

医事部門は長年の知識を蓄えたベテラン職員が多く、彼らが医事請求のレベルを一定に保っているという施設が多いのではないかと思います。
ここで問題となるのが、彼らは医事専門職員として病院に就職しているわけではなく、当然人事異動の対象となってしまうことです。
いざ人事異動の場面に直面し、ベテラン職員を異動させると医事請求のレベルがしばらくの間下がってしまう弊害が出てしまいます。
当院でもこのような場面には毎年のように直面していますが、今後は選択の種を利用することで人事異動の際に失われてしまう知識の一部を補填できますので、人事異動時の後任問題でも一役を担ってくれるのではないかと期待しています。



※本原稿は医療アドミニストレーターに掲載された「選択の種」の記事より転載しています。